ふたり展「絵本世界旅行展」が無事に終了しました。
わたしは今回初めて、会期中全日張り込み(在廊)をし、
おかげさまで様々な出会いに恵まれました。
最終日には、幼稚園の時担任だった先生が来てくださいました。
「町で会ってもわからないね!!」
引越しをしたので、その幼稚園にお世話になったのは年少組の1年間だけです。
一度、幼稚園を訪ねて行ってお会いしたことがありますが、それからなんと
約20年ぶり。
先生とは毎年、年賀状のやり取りだけが続いていたのでした。
「あっぷくん」というあひるがいたこと、ウサギのくろちゃんににんじんをあげたこと、
温水プールがあって、泳ぎが苦手だったこと、夕涼み会で打ち上げた花火に大泣きしたこと。。。
あの頃の断片的な記憶は、ひとつひとつが濃密です。
先生と再会し、わたしの描いた絵や絵本を見てくださっていることが、なんだかとても不思議に
思えました。
記憶の奥底に沈んで、そのままになっていた思い出が、何かをきっかけに目をさます
ことがあるようです。
今回はそんな出来事がいくつもあって、お祭りのような5日間でした。
ご来場いただいた方々、応援していただいた方々、本当にありがとうございました。